教員免許を取得する主な方法は4つあります。
- 大学・短期大学で取得
- 通信大学で取得
- 教員資格認定試験
- 教育職員検定(特別免許状)
4つありますが、現実的には「大学・短期大学」か「通信大学」で取得するかになります。
教員免許の取り方は4種類
教員免許を取得する方法は大きく分けて4つあります。
4つあるのですが、現実的であり多くの人が選ぶのは「大学・短期大学」か「通信大学」で取得するどちらかが一般的であるといえます。
残りの方法は、かなり難易度が高くあまり現実的ではありません。
一般的 | 非一般的 | ||
---|---|---|---|
大学・短期大学 | 通信大学 | 教員資格認定試験 | 教育職員検定 |
「一般的な教員免許の取り方」 大学か通信大学で取得
一般的に教員免許を取る多くの人は、「大学」か「通信大学」で取得しています。
これが一番難易度的に簡単であり確実であるためです。
大学・短期大学で取得
「大学」とは四年制大学、もしくは短期大学のことです。
つまり高校生の多くが高校卒業後に進学する大学のことを指します。
そのため学生の多くは18歳~22歳が大半です。
通信大学で取得
「通信大学」とは、大学卒業後に免許や資格の取得を目指して社会人、もしくは高校卒業者が勉強する大学のことです。
参照 通信大学で教師を目指す!
通信大学では、教員免許や資格取得以外にも生涯教育のために利用する人も多いです。
参照 通信大学で教員免許を取得する方法 最終学歴により条件や方法・取得期間が変わる
このように、一般的にはどちらかの方法で教員免許を取る人がほとんどとなります。
一般の大学でも通信大学でも、どちらで教員免許を取得したとしても同じものとなります。
「一般的な方法以外」の教員免許の取り方
一般的な方法ではありませんが、大学に通わずとも教員免許を取ることは可能です。
それが「教員資格認定試験」であったり「教育職員検定(特別免許状)」といったものです。
一般的ではない理由は、難易度が高いことが理由となります。また取得できない教員免許もあるのです。
教員資格認定試験 一発試験
「教育資格認定試験」とは、一発試験といわれるものです。
幼稚園、小学校、特別試験学校の教員免許は、1年に1度実施される試験に合格することで取得することができます。
ただし難易度が非常に高いとされています。大体合格率は15%前後となっています。
またすべての科目の免許が取れるわけではありません。幼稚園、小学校、特別支援となっています。
試験であるため受験料も必要となります。幼稚園であれば20000円、小学校は25000円、特別支援で15000円となっています。
教育職員検定 高い知識と技術が必要
「教育職員検定」とは、何かしらの分野で優れた知識や技術を身に付けていることが前提となります。
その上で検定に合格することで、教員免許を取得することができます。
よってまず必要なのが何かしらの分野で優れた知識や技術ということになるため、それらを得られるまでに相当な時間や労力が必要となることでしょう。
教員免許を取得するために必要な単位数
教員免許を取得するためには、決められた単位を取得する必要があります。
教員免許により単位数は異なってきます。
免許 | 資格 | 合計 |
---|---|---|
小学校教諭 | 専修免許状 | 91 |
一種免許状 | 67 | |
二種免許状 | 45 | |
中学校教諭 | 専修免許状 | 91 |
一種免許状 | 67 | |
二種免許状 | 43 | |
高等学校教諭 | 専修免許状 | 91 |
一種免許状 | 67 | |
盲学校聾学校養護学校教諭 | 専修免許状 | 47 |
一種免許状 | 23 | |
二種免許状 | 13 | |
幼稚園教諭 | 専修免許状 | 83 |
一種免許状 | 59 | |
二種免許状 | 39 |
単位は大学か通信大学で取得する
教員免許を取得するためには決められた単位を修得することが必要となります。
その単位を取得することができるのが「大学」か「短期大学」、そして「通信大学」となります。
決められた単位を取らなければ教員免許を取得することはできません。
免許の種類は3種類+3種類
教員免許にはいくつか種類があります。多くの教員が持っている免許は「普通免許状の一種免許状」です。
もしこれから教員免許を取得したいと考えているのなら、これを目指すのが一般的です。
「教員免許の種類は3種類+3種類 普通免許状を取得すればよい」で詳しく触れていますが、大学や通信大学で取得する免許は「普通免許状」です。
次に普通免許状も3つの種類に分かれています。「二種免許状」、「一種免許状」、「専修免許状」です。
「二種免許状」が一番下であり、次に「一種免許状」、そして上位免許が「専修免許状」となります。
多くの教員が持っているのが「一種免許状」となります。
ただしどの種類の教員免許であったとしても、教師として学校で働くことができます。