「社会(社会(中学)・地理歴史(高校)・公民(高校)」の教員免許が取得できる大学一覧

社会の教員免許状を取得することのできる大学を紹介しています。



通信大学

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社会(社会・地理歴史・公民)の教員免許について

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社会の教員免許には注意!3つの種類に分かれている

社会の教員免許を取りたいと考えている人は、少し注意してください。

それは一般的にイメージされている「社会」という科目ですが、3つに分かれているのです。

実は社会という科目は「社会(中学)」「地理歴史(高校)」「公民(高校)」に分かれています。

そのため、たとえば中学校で社会を教えるのであれば「社会(中学)」を取得することになります。高校で地理歴史を教える免許は「地理歴史(高校)」を取得し、高校で公民を教える場合には「公民(高校)」を取得することになります。

学生時代のイメージ 社会=地理+歴史+公民

「社会」という科目のイメージを「地理、歴史、公民」と思っている人もいるかと思います。

たとえば中学生時代、「社会」といえば「地理」「歴史」、そして中学3年生になれば「公民」を勉強していたことでしょう。

このイメージのままでいると、「社会の教員免許を取得すれば歴史や地理、公民を教えられる」と思ってしまうことでしょう。

これは半分正解で半分間違いとなります。

  • 中学の社会教員になりたいのであれば「社会(中学)」を取得する必要があります。
  • 高校で地理歴史を教えたいのであれば「地理歴史(高校)」を取得する必要があります。
  • 高校で公民を教えたいのであれば「公民(高校)」を取得する必要があります。

このように分かれているのです。

中学と高校の教員免許は異なる

基本的にどの教科においてもいえることですが、中学の教員免許と高校の教員免許は別のものです。

そのため中学の先生になりたいのであれば、「中学専用」の免許を取得する必要があります。

同じように、高校の先生になりたいのであれば、「高校専用」の教員免許を取得する必要があるのです。

そして社会の教員免許の場合は前述したように3つに分かれています。

「社会(中学)」

「社会(中学)」は中学校で社会科を教えるための免許状です。

中学校での社会は「歴史」「地理」「公民」と幅広く指導することになります。

参照 中学校社会(WIKIBOOKS)

 

「地理歴史(高校)」

高校で地理や歴史を教えるための免許状です。

「世界史」、「日本史」、「地理」といった3科目に分かれており、それぞれを教えることができます。

参照 高等学校地理歴史(WIKIBOOKS)

 

「公民(高校)」

高校で公民を教えるための免許状です。

公民は「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」の3つの科目に分かれています。

一般的に公民とは、現代の社会の仕組みであったり、それを構成する人間性や生き方について学習する教科となっています。

中学校で習う公民は高校で習う公民の基礎という捉え方となります。

参照 高等学校公民(WIKIBOOKS)

 

教員免許は同時に取得可能 同じ単位は1度修得すればよい

中学と高校の教員免許を同時に取得することは可能です。

可能ではありますが大学や学部によります。社会系の教員免許は同時取得がしやすいです。

学習内容が共通することがあるため同時取得しやすい

たとえば「社会(中学)」「地理歴史(高校)」を例に挙げてみましょう。

「社会(中学)」を取得するときに勉強する内容が、「歴史A」「歴史B」「地理A」「地理B」「公民A」だったとします。

「地理歴史(高校)」を取得するときに勉強する内容が、「歴史A」「歴史B」「歴史C」「歴史D」「歴史E」だったとします。

まず前提として、大学では一度修得した単位(科目)は再び修得する必要がありません。1度でよいのです。

どちらも「歴史A」「歴史B」を学んでいます。これが共通しているということです。

大学によって少し事情が異なる

上記した内容はあくまでも基本的な考えです。

大学によってシステムが異なっている可能性があります。

そのため複数の教員免許を取得したいと考えているのなら、大学に直接質問をしたほうがよいでしょう。

一般の大学 2つは可能だが3つは難しい

「社会(中学)」・「地理歴史(高校)」・「公民(高校)」の教員免許をすべて同時に取得するのは難しいと考えます。

ただしこのうちの2つであれば可能かと思います。

つまり大学を卒業と同時に3つ以上の教員免許を取得するのは物理的に難しいですが、2つであれば可能ということです。

2つ同時取得が可能な理由

一般的な4年制大学の話をします。

まず大学在籍期間中に複数の教員免許を取得することは可能です。ただし通っている大学で取得したい教員免許を扱っていればの話です。

前提として、どの大学でも教員免許が取れるわけではありません。

次に、教員免許が取得できる大学でもすべての教員免許状を扱っているわけではありません。

そのため、複数の教員免許を取得したいのであれば、取得したい教員免許を扱っている大学を探す必要があります。

勉強量は増える

大学は卒業に必要な単位を修得することで卒業することができます。

文部科学省ではこの単位数を124単位と定めています。そして124単位以上修得しても問題はありません。

修得した単位を合計して124単位になれば卒業できるわけではありません。卒業に必要な科目の単位をすべて修得し、その上で合計の単位数が124単位以上であれば卒業できるということです。

そして大学や学部によってなのですが、卒業単位の中に教員免許を取得するために修得した単位が含まれている場合と、そうではない場合があります。

もし卒業に必要な単位の中に教員免許関連の単位がすべて含まれていない場合には、124単位以上の単位を修得することになります。

そして取得する教員免許の数が増えれば増えるほど、多くの単位を修得する必要があるということになります。

教育学部とそのほか

大学には先生を目指すための「教員養成課程」があります。「教育学部」であったり「教員養成学部」といったりと大学によって呼び方は異なります。

ここに進学するということは、教員免許を取得することが目的となります。

よって卒業するために必要な単位の中の多くは、教員免許に必要な単位となります。

一方、教員養成課程がない大学でも教員免許を取得することはできます。その場合、プラスアルファで教員免許を取得するといった形となります。よって自分から進んで教員免許に必要な単位を取っていく必要があるのです。

つまり周りの学生に比べると、受ける授業数は多くなるということであり、卒業時の修得している単位数も多くなるということです。

頑張ればどうにかなる問題でもない

大学では授業が設定されています。そして複数の授業が同じ時間で並行で行われています。

1つの授業が90分。午前2コマ、午後3コマの授業が行われています。つまりこれが1日の最大というわけです。

そのためやる気があって沢山の単位を取りたいを考えても、1日当たりの授業数が決められているわけであり、それはつまり、修得する単位の上限も決められているということになります。

よって、複数の教員免許を取ることが難しいのです。

大学卒業後に通信大学で取得

大学を卒業した後に、教員免許を取得する人は多いです。その際によく利用されるのは「通信大学」です。

たとえば大学在学中に「社会(中学)」、「地理歴史(高校)」の2つの教員免許を取得したとします。大学卒業後に「公民(高校)」の教員免許を取得したいと思ったときに通信大学で単位を修得するのです。

通信大学が選ばれる理由は学費が安く、ほとんど大学へ行く必要がないためです。

よって仕事をしながら教員免許が取れるのです。

専修免許なら大学院

教員免許状は「二種」「一種」「専修」となっています。

大学で教員免許を取得した人のほとんどは「一種免許状」を持っていることでしょう。

それをさらに上位の免許状である「専修免許状」を取得したいと考えた場合、大学院への進学する必要があります。

多くの場合、大学院で専修免許状を取得する場合には通学することになります。といっても大学に比べると短い時間の通学で済むケースが多いです。

または通信制の大学院でも専修免許状を取得することが可能です。通信制であれば大幅に大学院へ直接行く機会を減らすことができます。

現在大学生である場合には、「通学制の大学院」もしくは「通信制の大学院」を選択することになるでしょう。

現在社会人として働いている場合には、「通信制の大学院」が選択肢としては有力となるかもしれません。

学校の先生の場合は通信制が多い

学校の先生の多くは一種免許状を持っています。

先生の中には専修免許状を目指す人もいますが、学校で働いているため通学時間を確保するのが難しいです。そのため通信制大学を選択するケースが多いように感じます。

  • 社会(中学・専修)・・・「明星大学」「京都産業大学」「佛教大学」
  • 地理歴史(高校・専修)・・・「明星大学」「佛教大学」
  • 公民(高校・専修)・・・「明星大学」「京都産業大学」「佛教大学」

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