学校は「縦社会」です。
そういうと厳しそうに感じるかもしれませんが、学校によって様々です。体育会系か?と言われるとそこまでではありません。
学校の中でのナンバー1は校長
まず学校の中で一番影響力を持っている人は「校長」です。学校の代表ですので当然ですね。校長によって学校の雰囲気が変わるほど、強い影響力を持っています。そのため、校長がやると言えばどんなこともやります。例えば、どう考えても「それ無駄でしょ?」と思うような生徒指導も、校長がやると言ったらやることになります。
しかし、校長が学校内にいることは結構少ないものです。何かしらの会議などで出張していることが多いのです。1日中不在のこともありますし、午前中だけ、午後だけといったこともあります。また、仕事もありますので、校長室に籠っていることも多いです。ただ、人によっては校内を見回る方もいらっしゃいます。そして、授業をしている教室に入ってきて、少し見学をして行くこともあります。
校長の次は教頭
校長の次に権力を持っているのは「教頭」です。校長が不在の時には教頭が校長の代わりを務めます。おそらく、教育現場で一番大変なのは教頭だと思います。それは朝一番に出勤をし、夜一番遅くに帰るためです。都道府県ごと教育委員会が異なるので、全ての学校でそうだとは言い切れませんが、私の知る限りでは教頭が一番重労働だと思います。
校長と現場の教員の間に板挟みになっている状態ですので、大変な仕事と言えます。校長が出張が多い反面、教頭は基本的には学校にいます。
教頭の次は教務主任
教頭の次は「教務主任」でしょう。現場の教員たちのまとめ役といった感じです。学校の年間計画も大抵、教務主任が作成します。学校教育法の中に教務主任とは次のように記載されています。
校長の監督を受け,教育計画の立案その他の教務に関する事項について連絡調整及び指導,助言に当たる。
かなり激務な仕事だと言えます。
基本的に校長、教頭、教務主任は授業に入ることはありません。学校によっては数時間だけ授業を行うことがあります。とは言っても教頭か教務主任の場合です。例えば、初任者がいる学校では、初任者が研修のため自分のクラスの授業ができないことがあります。そういった時にそのクラスに入って授業を行うことがあります。
教務主任の下は学年主任
実際に、一般の教諭からして一番影響力があるのは「学年主任」です。接する時間が一番長いためです。学年主任がどのような人かによって、他の同じ学年の先生のモチベーションは大きく変わってきます。何をするにしても学年主任が目を光らせていて、直接指導をされるためです。
ただし、学年主任も人ですので、色々な人がいます。厳しい方も多いですが、そうでもなく、自由にやらせてくれる方もいます。ですので、どの学年主任に当たるかは「運」です。
※2007年に学校教育法が改正され「主幹教諭」という役職ができました。教頭のような教務主任のような・・・そんな感じです。
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