大学院の入学願書提出から受験、合格までのお話です。
入学願書の提出
入学審査を受けるために必要な書類をそろえました。大学から取り寄せた入学願書の他には、大学の卒業証明書が必要だったと思います。卒業証明書は、卒業した大学に郵送で取り寄せることができます。そして、審査において最も重要だと思われるのは、研究計画書です。苦労して作った研究計画書を願書とともに封筒に入れ、郵送で提出しました。
入学試験 小論文
通信制大学院の入学試験は、年に2回行われていました。半年に1度、入学することができるのです。試験は大学で行われました。
試験内容は、書類審査と小論文、面接でした。
小論文では、大学院に行って学びたいという気持ちを素直に書きました。志望動機と勉強意欲など、熱意が伝わるように書くだけで、特別な勉強は必要ありませんでした。文字数も多くはなかったので、制限時間に無理はなかったと思います。
入学試験 面接
小論文の試験のあと、面接がありました。20分程度の面接で、2人の教授から研究計画書についての質問を受ける形で行われました。面接の担当教授は2人で、男性と女性が1人ずつでした。
面接でショックを受ける
男性の教授は、優しく微笑むだけでしたが、女性の教授の視線は厳しく、質問も鋭かったです。とても怖かったことを覚えています。とくに、言われて困ったのは、「何のための研究ですか?」という厳しい質問です。「研究とは、社会貢献のためにするものであり、自分の興味関心のためだけにやってはいけない」と言われました。
それまで私は、研究テーマは、本を読んで得た知識から自分の興味関心に沿ったものを選べばよいと考えていました。たしかに自分のことだけ考えていたのかもしれません。教授の質問に戸惑いながら、しどろもどろになりながら、最後まで答えるのが精一杯でした。
合格発表
面接で叱られたような気分になり、合格できるかどうか、本当に不安でした。厳しい指摘があった研究計画書については、自信が持てませんでした。不合格だろうと思っていました。でも結果は、「合格」でした。うれしくて、信じられない気持ちでしたが、入学金の振込用紙を見て、急に現実感がわきました。あとでわかったのですが、ほとんど落ちることはないようです。
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