通信制大学院のレポートの作成方法についてのお話です。
レポートには、必ず課題があります。決められた形式もあります。最低限、文字数や書式などの決まりは守って書かなければいけません。大学から、レポート用紙は配布されていましたが、その用紙を指定している科目はほとんどありませんでした。ゼミの後輩で一人だけ、手書きでレポートを書いている人を見ましたが、ほとんどの人はパソコンで作っていると思います。
私はパソコンの文書作成ソフトを使って書き、普通のコピー用紙にプリントアウトしたものを提出していました。手書きよりも加筆や修正がしやすく誤字脱字も防ぐことができる点が良いです。
レポート作成のポイント
レポートのポイントは、与えられた課題にあう答えを書くことです。当たり前のことですが、質問に沿うように答えを述べていきます。小論文すべてに言えますが、質問に対しての答えが書かれていないと、不合格です。
そもそも、論述方式の問題に、数学のような確たる正解はありません。採点者からすると、質問に対する答えの内容がずれている方が問題です。
レポートは報告文です。通信教育の場合、とくに自分で科目を勉強したことが分かるように書く必要があります。教材の要点をまとめたり、参考文献を引用しながら、お題から逸れないように書きます。
文章の構成として、起承転結を意識すると書きやすいし、読む人も読みやすいと思います。
例えば、こんな感じです
①起 テーマについての説明… 教材を理解していることを示す
(教材から引用してよい)
②承 問題点を見つける … 着眼点はポイントを押さえる
(教材を読んだときに、気になる部分に印をつけておく)
③転 具体的に論述する … 自分の考えも入れる
(具体的な例を入れて説得力をもたせる)
④結 まとめる … 全体的にまとめる
(今後の課題や展開についても触れる)
レポート作成のための本
大学院の入学式のあと、オリエンテーションでレポート作成に参考になる本を数冊教えていただきました。レポートの書き方、やさしい文章術など数冊です。大学の生協で販売しているとのことでしたので、話を聞いてすぐに買って帰りました。
私は、文章を書くことは苦手ではないのですが、他の人のレポートを読むことがないので、あっているのかどうかが、不安でした。ですから、このような本を読むと、参考になります。私は自分のやり方も見当ちがいではないと思いました。とにかくどんどん書いて、行き詰ったら、本を参考にして、修正していこうと思いました。
レポートを書き慣れていない人や難しく感じる人は、このようなハウツー本を参考にするとよいと思います。文章作りも人ぞれぞれです。苦手意識から脱け出して、自分にあった書き方が見つかるといいですね。
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