通信制大学院の教材についてのお話です。
教材が送られる
入学式の案内と同時期に、郵送で教材が届きました。教材は大きめの段ボールに1箱でした。中には、大学名が入った立派なバインダーと、そこに綴じるようにA4の印刷物がありました。印刷物は担当教授の作成したレジメで、科目ごとに紙でまとめられていました。たくさんのレジメがありましたが、結局使わない科目もありました。
そのほかに、教科書と参考書のリスト、大学専用のレポート用紙、通信専用の封筒などが送られてきました。教科書は、後から送られてくるものもありました。
私は、必修科目は必要になるからと思い、リストを見てすぐにインターネットで購入しました。しかしその後、大学から送られてきて、同じ本が2冊になってしまいました。1冊処分するにも専門書なので、古本で売れるわけではなく、結局2冊持ったままです。
個人で購入する本については、学校に問い合わせるか、他の人に聞くか、しばらく様子を見る方がいいと思います。
大学名の入ったレポート用紙は、用紙の指定があったときだけ使いました。ほとんどのレポートは、パソコンでの作成が認められていました。手書きを指定されたのは、スクーリングでのまとめの提出時とレポートが一科目だけでした。
レポート提出で大切なこと
学校から送られてくる教材の中に、通信教育要領がありました。この本が非常に大切です。勉強以外のこと、通信教育でのやりとりの決まりが書いてあります。通信教育ですから、郵送が連絡手段になります。決まりに従って書く必要があります。
入学式で、まず大切だと言われたのは、レポートの入った封筒の書き方です。封筒くらいとあなどってはいけません。住所があれば届くのですが、決められた書式があり、それを守ることが求められました。その後も、研究が進むにつれて発表をする場合に提出する書類やスクーリング時の学割申請などの事務手続きがあります。要領に書いてあることをよく読んで、決まりを守って、なるべく不備の無いように提出します。
通学と違って、提出が遅れていたり、書き間違いがあるからといって、指摘してくれる担任の先生や仲間はいません。提出方法の記載をよく注意して読んで期日を守って出すということが、通信教育では大切です。
最初の年はレポート作成が進まない
さて、帰宅してからが本当の大学院生活の始まりです。モチベーションは高まっていても、実際は通学するわけではありません。ひたすら家でレポートを書く日々です。
日常の中で、勉強時間を見つけようとすると、子供たちが学校や幼稚園に行っている数時間と、子供たちが寝た後になりました。一番下の息子は、まだ幼稚園にも通っていませんでした。
このころは、毎日レポートを書くということはできませんでした。週に2,3日、合わせても3時間程度の勉強時間でした。息子が親世帯に行く間だけは、空き時間になりましたが、いつ預けると決めている訳ではありませんでした。
曜日や時間を決めて子守りをしてもらいたいと提案しましたが、却下されました。子守の時間は決めずに、みんなで世話をしたいと言われたので、結局、私に自由な時間はありませんでした。
親世帯で孫をみたい時や息子が行きたい時に、自分一人の時間がぽっかりとできる感じですから、決まったスケジュールもなく、集中もできませんでした。勉強できない日もありました。
絶対に2年間で卒業する必要はない
家事・育児で忙しい日々のなかで、2年の計画には無理があると思い始めました。取得しなければいけない科目とスクーリング科目に通う期間のやりくりを考えても、2年間はハードでした。
じつは、入学式で知り合った仲間が延長していると言っていました。事務的な手続きをすれば、在学期間の延長はできました。延長分の学費は払いますが、確実に卒業を目指すなら、そういった方法もあることを頭に入れておきました。
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