学校の実情 意外と知られていない学校の裏側

先生って夏休み 何しているの?

先生って夏休み 何しているの?

「学校の先生は夏休みがあっていいよね」

そのように思われる方がいるようですが、思っているような夏休みがあるわけではありません。子ども達が学校に来ていない時にも、仕事はあります。ただし、おそらく他の仕事に比べると、休みを取りやすいのは事実だと思います。

夏休みはどのようなことをしているのか?

学校の夏休み。主な仕事の1つとして「研修」を行っています。研修と言っても様々ですが、どこかに出張をし勉強会に参加したり、校内で話し合いを持ったりします。校内研修には全員参加のものから、一部関係者だけが集まる場合もあります。

次に「日直」です。2人、もしくは3人の先生が夏休み中も学校で待機しています。当番ですので、外部からの連絡に対応する必要がある為、外部からの電話を受け取れる職員室で1日中待機している状態です。
その他「プール当番」があります。夏休み中は自由プールがある為、プールの開け閉めはもちろんのこと、子ども達の観察・指導を行わなければいけません。その他に、その日プールに入ることができるかどうか、気温・水温チェックは欠かせません。

その他、次の学期に使用する教材のチェックから準備など、やることは結構あるものです。

学校の規模が小さいと大変

学校の規模が小さいと先生の夏休みは大変になります。学校の規模が小さいということは、クラスが少ない。つまり先生の数が少ないということになります。と言うことは、すぐに日直やプール当番が回ってくることになります。

その中で研修や、研修の準備、その他の準備を行う必要がある為、結構大変なのです。反面、学校の規模が大きく、職員の数が多ければ多いほど、日直が回ってくる頻度が少なくなるので、比較的楽だと言えるでしょう。

ただし、これも地域や学校によってですので、一概に何とも言えません。

有給チャンス!夏期休暇・家族休暇

夏休みは「有給を取得するチャンス」です。企業で働いている人から「有給を取ると、他の社員の目が気になる」といったような話を聞きます。しかし学校の先生はそんなことはありません。これも先生によるのですが、有給をガンガン取る方もいます。やりすぎると上からの注意を受けるようですが、結構まとまって取ります。

また、家族休暇と言う制度があったりして、有給とは別に休みを取得することができます。

これらの点を踏まえると、やはり休みが取りやすい職業と言えるでしょう。

ただし中学校職員は・・・

今までお話していたのは、「小学校の先生」の話です。部活動のある「中学校」の場合は、小学校教員のように休暇が取れないこともあります。1日中部活動の顧問として勤務することもあるでしょう。午前中部活動の顧問として勤務して、午後だけ年休(有給)を取る方もいるでしょう。逆に午前中だけ年休を取得し、午後から出勤と言う方もいるでしょう。

いずれにせよ、部活動の顧問になりやすい中学校の場合は、長期休暇中の休みは小学校教員よりも取得しづらい可能性があります。

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