教員を目指そうと本気で思い始めた | 社会人のための通信大学

教員を目指そうと本気で思い始めた

マラソン大会の一件があり、また普通の日々が始まりました。


小学校にいると、マラソン大会の一件のような出来事を良く目にする、体験することができるのです。なんとなく働いていたときには気付かなかったのですが、小学校には感動が一杯なのです。


ある日、S君が友だちと喧嘩を始めました。そこで原因を聞いているうちにここでも心を動かされたのです。


なぜ喧嘩をしたのかと原因を聞くと、先に文句を言われたからだということでした。そこで我慢をしていたそうですが、ずっと悪口を言われ続け結局手を出してしまったそうです。それで殴り合いが始まったのです。


『どんなことがあっても、先に手を出してしまった方が負けだぞ。』


日頃から私はそう言ってきました。その子もそのことは良く分かっていたそうです。


『いつも先生が手を出すなって言っていたから我慢していたんだけど、どうしても我慢し切れなかった。』


悔しそうな顔をしながら、そう話してくれました。


「私の言い続けていたことをしっかり聞いていたんだな。」


私はそう思いました。


『そうか、我慢していたのか。お前も言われて悔しかったんだよな。』


そういった瞬間。いつも泣き顔なんて見せないS君が目に涙を一杯浮かべ、私の胸に飛び込んできました。


そのとき私の心が完全に教員になりたいという方向へ動き始めたのです。