教育事務所での面接には主婦が多かった
私は大学を卒業してから社会人となりました。周りと同じような道を選択し就職をしました。ところがそこから私の人生が大きく揺れ始めたのです。
某企業に就職ししばらく働いていましたが、どうしてもその会社の考えに合わず、すぐに退社しました。大学も卒業をして、社会人となっているわけですから自分で生活をしていかなければいけないという意識がありました。
そんな時、高校で教師をしている父からこんな話が舞い込んできました。
「小学校で人材を募集しているぞ。やってみる気はないか?」
学校に興味があったわけではありません。ただ入社してすぐに会社を辞めてしまった私には、はっきり言って選択の余地はありませんでした。
すぐに教育事務所に連絡をして面接を受けに行きました。
教育事務所での面接には主婦が多かった
面接会場には多くの「主婦」がいました。若いそれも男は私一人でした。
「まずい!これはそういった募集だったのか?」
もう一度、募集要項を見直したのですが、特に何も書いてありませんでした。約50人の主婦に囲まれる私。なかなか居心地の悪いものです。
恐らく主婦の方がパート感覚で行う仕事だったのでしょう。
ただし、最近では男の人の募集も増えてきているそうです。また時間数も4時間のアルバイトですので、通信教育で教員免許を取得している方にはおススメのアルバイトだと思います。
※ちなみに後の話ですが、私が小学校で担任として働いている間、同じように小学校にアルバイトに来ている人たちがいました。私の知る限り全員が年配の主婦の方たちだけでした。そう考えると若い男性というのは貴重な存在なのかもしれません。
それまでの就職活動が役に立った面接
面接が始まりました。私は今までの経歴をそのまま話し、「教育現場に興味がある」ということを話しの中に織り交ぜながら面接は進んでいきました。この辺りは、就職する際に色々勉強したので役に立ちました。
ずっと、疑問に思っていたことなのですが、教育現場で仕事をするにあたり教員免許は必要なのか?ということです。
「あの・・・私、教員免許ないんですけど・・・」
面接の最中、どうしても疑問だったので聞いてみました。すると、
「今回の仕事内容は小学校低学年の支援です。教員免許は必要ありません。」
との事でした。
面接が終わり、数日後手元に合格通知が来ました。それを持ち、今度は最寄りの教育委員会に行きました。そこで配属される学校が決定したのです。ここが私の人生を大きく変えるスタート地点となったのです。
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