小学校で働き始めて心が動いた | 社会人のための通信大学

小学校で働き始めて心が動いた

配属された小学校は、1学年3クラスで1クラス30人前後の学校でした。そこでの私の仕事は『小学校1年生の生活支援』というものでした。


つまり、幼稚園から小学校に入学してきたばかりの子どものお世話をするというものでした。これが結構大変なんです。


授業中、担任の先生が授業をしているときに、話しを聞いていない子どもの注意をしたり、お漏らしをしてしまう子をトイレに連れて行き着替えさせたりと、息つく暇がありません。


『学校の先生って大変だわ』


それが私の先生という職業に対する最初の印象でした。

小学校のアルバイト生活開始

日替わりで、3つのクラスをサイクルする日々が始まりました。そんなときです。私の心を動かす出来事が起こったのは。


マラソン大会の練習のとき、いつも一番の子どもが本番当日には転んでしまいました。本番は何が起こるかわからない。まさにそんな感じです。マラソン大会が終わり、子ども達が教室に集まり先生の話が始まりました。


『M君はマラソンの練習のときいつも早かったです。でも、今回は残念ながら転んでしまい、いつもの結果は残せませんでした。でも、先生がすごいなぁと思ったのは、転んでも起き上がり頑張って走り抜いたことです。諦めないという気持ちが本当に素晴らしいです。』


その瞬間、M君はわっと泣き出してしまいました。


それまで悔しさはあっても、涙を見せずに我慢していたのです。それを間近で見て、人間が頑張る瞬間、人の心が動く瞬間にいれる教員という仕事は興味深いと思ったのです。