教師も人間です。様々な人がいます。基本的に人の心が分からない人は、教師としての一番大切な資質に欠けていると思います。しかし、そんな教師が多いのも事実です。
よくこんな言葉を耳にします。
「今年の担任は当たりだ!」
どういうことでしょうか。担任に当たりはずれがあるのでしょうか。教師はみんな教員免許を取るために勉強し、さらに採用試験に合格するために勉強してきた人たちです。そんな人たちに「はずれ」なんてあるのでしょうか。
担任にアタリとハズレは存在する
残念なことに、担任の先生にアタリとハズレは存在します。
教員免許を取ることや、教員採用試験に合格することは、勉強さえできれば誰でもできてしまうのです。
勉強の良し悪しは、人間性の良し悪しとは比例しないのです。
学校に興味があるからこそアタリとハズレ判断できる
担任のアタリとハズレを判断できる保護者は、ある意味、学校に興味を持っているのだと思います。
実は、学校に興味を持たない保護者は意外に多いです。学校で自分の子どもが何をしているのか全く知らない保護者はいます。
担任の影響力は大きいです。子どもは1日7時間前後は学校にいます。寝る時間を8時間だとしたら、親と過ごす時間と大差はありません。
長い間、時間を共にするわけですから、子ども達も少なからず影響を受けます。そのため、クラスによっては子ども達が生き生きとしているクラスもあれば、どんよりしたクラスもあります。
担任にクセがある=ハズレの教師になりやすい
どんよりしたクラスというのは、大抵担任にクセがあります。そんな教師は職員室でも浮く存在となります。浮く存在となっている教師は結構います。
教師はとてもクセの強い人種の集まりです。クラスでは担任が中心となり活動していくので、いわば教師がリーダーとなります。それをクラス外でも、その気分でいる教師がいます。
そうすると自然と浮く存在となります。長い年月そんな環境で仕事をしていると、「ハズレの担任」が出来上がります。
アタリの教師は人の心が分かる教師
ベテランの教師だからアタリというのは全くの見当外れです。アタリの教師というのは、「人の心が分かる教師」です。これには、ベテランも新人もありません。
自分の子どもの話を良く聞いてください。表情を見てください。よく観察していれば、その子のクラス担任がどんな感じで、学級運営しているのか想像がついてきます。子どもからの話が一番確かです。授業参観では教師は「授業を作ります」。普段の授業とは異なる進め方をする教師が多いのです。また、懇談会でも自分を偽る教師がいます。
なので、子どもの話を良く聞いてください。もし、おかしな点が出てきたら、担任の先生に確認してみましょう。担任の先生が嫌がることは保護者からの意見です。偽った回答をしてくるかもしれませんが、その後も子どもから情報を得ていきましょう。その際には、周りの同じクラスの子どもにも話しを聞くのも良いと思います。
もちろん全ての教師がこんなではありません。素晴らしい教師もいます。
ただし、周りの環境からの圧力で自分の力を出し切れていない教師も沢山います。そんなストレスの中、仕事をしていれば嫌な人間になってしまうのかもしれません。
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